損保大手6社中で4社増収…不払い防止策投資で収益圧迫も


【記事概要】
損害保険大手6社が23日発表した2007年3月期連結決算は、景気回復に伴い、火災保険などの企業契約の伸びを受けて最大手のミレアホールディングスなど2社が増収増益となった。
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 ただ、台風被害による保険金支払いが増加したことなどから、三井住友海上火災保険など2社は増収減益、損害保険ジャパンなど2社は減収減益だった。自動車保険などの保険金不払いの影響で、各社とも再発防止に向けたシステム投資などを増やしており、08年3月期以降に収益圧迫要因となりそうだ。

 損害保険部門の売上高に当たる正味収入保険料は、6社合計で前期比3・2%増の6兆9362億円と小幅ながら増加した。好調な企業の設備投資意欲を背景に火災保険などの企業契約が好調だったことが要因だ。東京海上日動火災保険を中核とするミレアは同8・6%増と6社中最も高い伸び率となった。利息・配当収入も6社合計で同17・2%増の6759億円と増収要因となった。

 一方、昨年9月に九州地方に上陸した台風13号をはじめとする自然災害への保険金支払いが急増、6社計で同72・7%増の1318億円と利益を圧迫した。

 三井住友海上火災保険と損害保険ジャパンは、不払い問題で金融庁から昨年、業務停止命令を受け、主力である自動車保険の販売が落ち込んだ。日本興亜損害保険は保有株の売却で資産運用益を増やし、増益となった。
■参照元記事
読売新聞